結婚LABO(ラボ)他人に聞けない結婚式の悩みにプランナーの本音トーク続々! プロフェッショナルガイド

Question 今回のお悩み

ウエディングプランナー 平井恵さんのアドバイス ウエディングプランナー
平井恵さんのアドバイス

Answer

まず始めに、あなたも彼も素敵だなぁと思いました。
なぜなら、結婚式に誰を招待したいか?どんな結婚式にしたいのか?というとても大切なことを、お二人とも真剣に考えているから。
とはいえ、招待人数がちがえば会場の規模も変わってくるので、会場探しがスムーズにできませんよね。
そこでまず、あなたから彼の本音を聞いてあげませんか?


「だってさ」「でも」は禁句です


彼がなぜ、「少人数がいい」と思っているのか、その本音を聞きだしましょう。
話の途中で彼の言葉をさえぎってはいけませんよ。
「だってさ、たくさん呼んだほうが楽しいじゃん」
「でも、誰を呼んで誰を呼ばないかなんて選べないよ」
などと、あなたの気持ちをぶつけるのはぐっとガマン!
彼の本音がわかれば、対策もいろいろ練ることができるからです。
たとえば・・・
彼の本音)お金がないから → 対策)結婚式貯金をすればOK!
彼の本音)緊張するから → 対策)演出もお色直しもしないリラックスウエディングをテーマにすればOK!
彼の本音)親が人見知りするから → 対策)挙式と会食は家族だけで。そのあと友人や職場の仲間を呼んで1.5次会をする二部制でOK!
彼の本音)大勢に見られるのが苦手 → 対策)「こんなに立派になって」と家族からの評価が上がる、大勢の方とご縁がつながっていく、など、彼にとってメリットが多い!
というように、彼の本音を聞いたうえで説得するのは、実はそんなに難しいことではありません。
しかも、お二人で腹を割って話し合うことこそが、夫婦としての第一歩。
これからの長い人生において、かならず財産になりますよ。
ところで、あなた自身の気持ちは明確になっていますか?

「たくさん招待したい理由」を用意しておきましょう


彼が本音で話してくれたら、きっとこんな質問が飛んでくるでしょう。
「お前はなんで、たくさん呼びたいの?」
「たくさん呼んだほうが楽しいから」では、彼の心はつかめませんよ。
「うーん、なるほどな」と、思わず彼がうなるような答えができれば最強です。
そこで、ウエディングプランナーとして少しアドバイスを。参考にしてくださいね。

親孝行できるから
あなたと彼が、どんな友人や仕事仲間に可愛がってもらってきたか、親御さまがその目で見て実感できるのは結婚式だけです。お二人が大勢のゲストに祝福される姿を親御さまに見ていただく、これって最高の親孝行だと思いますよ。
疎遠になっていた友人と復活できるから
ずっと連絡しようと思いながら、ついつい疎遠になっている友だちっていますよね?そんな方々を結婚式に招待すれば、ご友人も嬉しいはず。昔のように仲良しの関係が復活しますよ。
職場の人間関係にメリットがあるから
同僚はもちろん、上司を招待することによって、職場の人間関係に大きなメリットが生まれます。しかも、祝辞スピーチをお願いすると、上司があなたのことを改めて考えてくださるきっかけにもなりますよ。
自己負担が減るから
結婚式は、招待人数が増えれば増えるほど、お二人の自己負担額は減っていきます。つまり、たくさん招待することは、結婚式の予算削減にも役立つのです。
感謝を伝えるチャンスは結婚式しかないから
人生には、自分のために人が集まってくれる機会が3回あると言われています。生まれた時と、結婚式と、お葬式です。そのうち、自分の意思で感謝を伝えられるのは結婚式だけ。しかもたった1日で、大勢の方々に感謝を伝えられるのだから、こんなチャンスを逃す手はありませんよね。
いかがでしたか? ポイントは、まずあなたが「たくさん招待したい理由」を整理したうえで、彼が「少人数がいい」と思う本音をガマン強く聞いてあげることです。
その上でもし、「どうしてもムリ」という結論に達したのなら、そのときはあなたが譲ってあげることも必要かもしれません。
でも、結婚式は、大勢の方々とお二人のご縁がつながっていく特別な日です。
これからの人生が豊かになるのは明らかなので、ぜひ、たくさん招待する道を模索してほしいと、心から思います。

平井恵

平井 恵Hirai Megumi

大学在学中、接客のアルバイトを通じて「お客様の笑顔があつまる場所で働きたい」と実感。さらにバリューマネジメント社の会社説明会で、プランナーのキラキラした笑顔やオーラに魅了され、2012年新卒入社。京都のゲストハウスでプランナーデビューを果たし現在、神戸北野迎賓館のプランナーとして活躍中。目標は「ただの会場案内人ではなく、お客様にとって有益な情報提供や決断のサポートができる、“介在価値”のあるプランナーになること」
バリューマネジメントグループ