結婚LABO(ラボ)他人に聞けない結婚式の悩みにプランナーの本音トーク続々! プロフェッショナルガイド

Question 今回のお悩み

ウエディングプランナー 青木佐恵子さんのアドバイス ウエディングプランナー
青木佐恵子さんのアドバイス

Answer

3歳って、まだまだママを一人占めしたい年齢ですよね。
結婚式という大勢のゲストが集まる場所で、いい子にできるかな・・・と迷ってしまうのも当然です。でも・・・
「たくさん迷ったけど、やっぱり結婚式してよかった!」
そう思ってほしいです。そのためのコツは、実は、会場見学時にあるんです。
重要なポイントは、大きくわけて次の2つです。

1)「ブライズルーム」と「貸切感」


まずはハード面です。 必ずチェックしていただきたいのは、ブライズルーム。
新郎新婦さまがお支度している間、お子さまも一緒に過ごせるスペースがあるかどうか?
おむつを替えたり、授乳するためのスペースがあるかどうか?
ママ目線で実際にチェックして、スタッフに質問してみてください。
時間の融通がきく「貸切感」も大切です。
お子さま連れの場合、時間通りに進まないことも考えられるからです。
完全貸切じゃなくてもOK。1日の組数が少なければ、時間の融通はききます。
逆に、1日に何組もの結婚式があるような大きな会場だと、おひらきの時刻を伸ばすことは難しいでしょう。
また、大安・友引といった人気の日取りを避けたり、結婚式が少ない平日も、ゆっくりできるのでおすすめです。

2)「スタッフの配慮」


ハード面より、むしろ重要なのが「スタッフの配慮」です。 小さなお子さまを連れての会場見学は、長時間にわたるとツライものです。
「子どもがいるから早くしてほしい!」って思いますよね。
そんなとき、ポイントを押さえて案内してくれたり、あるいは、担当プランナーとは別のスタッフがお子さまの相手をしてくれると助かりませんか?
そういった配慮ができる会場ならきっと、結婚式の打合せはもちろん、結婚式当日も安心して任せられるはずです。
たとえハード面が満点じゃなくても、お子さまに配慮できるスタッフがいる会場なら、カバーできることはたくさんあります。
会場見学の際はぜひ、スタッフの対応力を見極めてくださいね。

親子三人が主役の結婚式は、楽しいことがいっぱい!


お子さま連れの結婚式。
だからこそ、楽しくて、あったかくて、感動的な結婚式が実現できるはずです。
たとえば、誓いのキス。
お子さまの両頬に、パパとママから同時に誓いのキスを!
定番ではありますが、ゲストのみなさまは絶対見たいと思いますよ。
ケーキカットもぜひ、お子さまとご一緒に。
パパとママに食べさせてもらうケーキは、まさに「ファーストバイト」。親子三人の仲睦まじい姿をゲストに見せてあげてください!
お子さまの席は、メインテーブルに設けましょう。
パパとママの間にベビーチェアを置いて、親子三人で主役に!とっても微笑ましくて、ゲストのみなさまもあったかい気持ちになれるはずです。
衣裳は、女の子なら天使のようなふわふわのドレスを。
男の子ならタキシードと、お色直しに羽織袴も。絶対、可愛いです!
プロフィールDVDは、感動の三部作に。
新郎新婦それぞれの生い立ち、運命の出会い、そして・・・赤ちゃん誕生!
赤ちゃんが登場することによって、より感動的な映像演出になるはずです。
そして、花嫁の手紙。
親となった今だからこそ言える、感謝の言葉を親御さまにぜひ。
お子さまへのメッセージがあるとなお、会場中が感動に包まれることでしょう。
最後に、サプライズを。
これは新郎さまへの提案なのですが、新婦さまに手紙を書いて読みませんか?
もちろん、新婦さまには内緒です。
結婚できた喜びと、子育てをがんばってくれていることへの感謝を、ゲストのみなさまの前でぜひ、伝えてさしあげてほしいのです。
いかがでしたか? お子さまがいらっしゃるおふたりだからこそ、あったかい結婚式になるはずです。
いい会場と頼れるスタッフを見つけて、ぜひ、成功させてくださいね。

青木佐恵子

青木 佐恵子Aoki Saeko

就活中に初めてウエディングプランナーという職業に出会い、バリューマネジメントの面接で「誰に対しても100で向き合う姿勢」に感動して2011年入社。ホテル、ゲストハウス、レストランとまんべんなくキャリアを積み、現在、AKAGANE RESORTでプランナーとして活躍中。目標は、新郎新婦やゲストの目線でウエディング業界を改革できる存在になること。
バリューマネジメントグループ