結婚LABO(ラボ)他人に聞けない結婚式の悩みに プランナーの本音トーク続々!プロフェッショナルガイド

好きな人との結婚が決まったのに、すごく幸せなはずなのに……なんでマリッジブルー?私っておかしいの?
そんなことないです。断じて、ない。
なぜなら、マリッジブルーになるのは未来を真剣に考えている証拠だから。
そんなあなたが、少しでも楽になれる方法をお教えしましょう。
できれば彼と一緒に読んでくださいね。

Point1

マリッジブルーはなぜ起こる?

女性にとって結婚とは、人生を大きく変える「一大事」です。
まず、名字が変わる。親やきょうだい、友だちといった今までの人間関係がガラリと変わる。
住むところが変われば、生活パターンから仕事との向き合い方まで、何もかも変わります。
これってとっても不安なこと。
むしろ、不安にならないほうがおかしいと言ってもいいほどです。
未来のことを真剣に考えているからこそ、不安が見えてくるのです。

マリッジブルーといわれる症状が起こるのは、上のような不安なきもちを受けて、「幸せなはずなのに、つらいと感じている自分」のことを、責めてしまうのが原因です。
だからどうか、責めるのではなく、不安を受け止めてください。
大丈夫。その不安は、結婚式が終わった瞬間に、ウソのように消えていますから。

Point2

マリッジブルーとの付き合い方

とはいえ、このままでは結婚式の準備に集中できない、という方もいらっしゃることでしょう。 実は、準備に集中し過ぎないのも、マリッジブルーと付き合うコツなのです。

結婚式が近づくにつれて、ふたりの間の会話といえば結婚式のことが中心になってしまいがち。 でも、マリッジブルーの新婦さまにとって、それはすごく酷なことで、不安と心配と緊張ばかりの毎日になってしまいます。

そこで、1日1回、ふたりでワクワクするような話をする時間を作ってください。
ほんの少し、ささいなことでよいのです。たとえば……
「結婚したら、休みの日はふたりで何して過ごす?」
「週に1回は外で美味しいもの食べたいな。どこ行く?」
「新居の近くに公園あったよね。日曜日はピクニックしようか」etc.

会って話すのが難しければ、電話やメールでもかまいません。
そうやって、ふたりでマリッジブルーと上手く付き合った結果、幸せな家庭を築いていらっしゃるご夫婦を、私はたくさん知っていますよ。

上田 知世

Tomoyo Ueda

結婚式の司会を経て、ウエディングプランナーに転向。9年間の間に、ホテル、ゲストハウス、レストランといった全ジャンルの結婚式を手がけ、担当した結婚式は300組を上る。現在、ウエディングスクールの校長として、ウエディングプランナーの養成に力を注ぐ。
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