結婚LABO(ラボ)他人に聞けない結婚式の悩みに プランナーの本音トーク続々!プロフェッショナルガイド

ブライダルフェアにはぜひ、なんとかご都合を合わせて一緒に来ていただきたいです。
ましてや、「お前の好きな会場に決めていいよ」「打合せから参加するよ」
そうおっしゃる新郎さまは、結婚式は花嫁のもの、と勝手に思い込んでいらっしゃるような気がします。 それって、ただの思い込みですよ!

この2つの思い込みを解決するのが、実はブライダルフェアなんです。
つまり、ブライダルフェアに参加することは、彼にとってたくさんのメリットがあるのです。

Point1

目に見える施設やアクセス面の魅力だけの説明になっていないか

「このチャペルがすごくカッコいい!と、一目惚れされる方が多いんですよ」
「全天候型だから、挙式当日に雨が降っても大丈夫です」
「駅からすぐの好立地で、最高のロケーションですよね」
こういった、ハード面の魅力だけに惑わされてはいけません(笑)
いえ、笑い事ではなくて、ハード面の魅力が前面に出ている会場は、ともすればその建物が主役になってしまって、その結果、どのカップルの結婚式も似たような、型にはまったものになりがちなのです。これでは、期待を超えるような結婚式の夢を思い描くことは難しいでしょう。

Point2

プランナーがいない時のスタッフの対応は完璧かどうか

意外に思われるかもしれませんが、自分たちの結婚式を安心して任せられるかどうかを見極めるコツは、プランナー「以外」のスタッフをチェックすることです。「結婚式場のスタッフって、みんな接客のプロでしょ」と思っている方も多いと思いますが、意外にそうでないこともあるからです。

プランナーは接客のプロですから、おふたりが良い印象をもって当たり前。むしろ、目の前のプランナーではなく、ブライダルサロンに立っているスタッフや、ドリンクを持ってきてくれるスタッフをチェックしましょう。プランナーが席を外した隙をねらって、他のスタッフに化粧室の場所を尋ねてみるのもいいですね。直接会話を交わすことができるため、そのスタッフの人となりがチェックできます。

スタッフの対応をチェックしてみると、その会場のチーム力を試すことができます。
チームワークのよい会場は、自分の担当以外のお客様にもちゃんと向き合えるもの。それはつまり、挙式当日、ゲスト一人ひとりが満足できる会場であるということです。
逆に、自分の仕事だけに集中していて全員が一つの方向を向いていない会場は、結婚式の準備を楽しむことはおろか、挙式当日のゲストを安心して任せることもできません。

結婚式の当日、扉が開くその瞬間まで、どんな結婚式になるかわからない、それが結婚式です。
それはスタッフである私たちも同じです。カタチのないものだからこそ、花嫁の美を高めるスタイリストや、お花を準備するフローリスト、ゲストにお料理の説明をするサービススタッフなど、全員が同じイメージを共有して向かわなければ、チームはひとつになれないのですから。

ブライダルフェアではぜひ、この「2つのチェックポイント」も見逃さずに見学してみてください。会場見学1軒目でスタッフのチームワークのよい会場に出会えたら、おふたりの結婚式を安心して任せられると思いますよ。

清水 真由季

Shimizu Mayuki

大学卒業後、1部上場の大手ブライダル企業を経て、バリューマネジメントに入社。鮒鶴 KYOTO KAMOGAWA RESORTでプランナーとして経験を積み、現在はAKAGANE RESORT KYOTO HIGASHIYAMA1925でマネージャーとして活躍中。この会場を選んだ理由は「結婚式に本気で向き合い、業界全体の底上げを考え、他社にまでよい影響を与えるべきだという広い視野を、社員全員が持っているところが大好きだから」。
バリューマネジメントグループ