【結婚式に対する思い】を話してみませんか？

ネットや結婚情報誌を見ていると、「みんなすごくこだわって結婚式をしたんだなあ」と思っちゃいますよね。「共通の趣味をテーマにしました！」とか、「自分たちらしさを表現しました！」とか、思わずお手本にしたくなるような素敵な結婚式ばかりで、見れば見るほどハードルが上がって不安になってしまうのではありませんか？

でも、安心してください。

最初はこだわりがない方がほとんどです。それはごくノーマルなことで、逆に、「こんな結婚式にしたい」と明確で具体的なイメージを最初から話してくださる方は少ないです。

とはいえ、結婚式はおふたりの個性が表れるもの。ゲストのみなさまもきっと、「ふたりらしい結婚式」を楽しみにしてくださっているはず。おふたりのこだわりが感じられないような結婚式にはしたくないですよね？そこで、私たちウエディングプランナーがお手伝いさせていただいているのです。

まず、おふたりが結婚式で大事にしたいことを伺います。お話しをしていくうちに、「とくにこだわりはないんですが・・・」とおっしゃっていた方も、「美味しい料理でもてなしたい」「感謝の気持ちを伝えたい」「親に喜んでもらいたい」というふうに、結婚式に対する思いが言葉になって出てきます。実は、この【結婚式に対する思い】がすでにこだわりなのです。こだわりはこうやって生まれ、結婚式の打合せを重ねていくなかで、おふたりらしさに繋がっていくもの。だから安心して打合せに臨んでくださいね。

結婚式をすることに価値があります

ところで、これまで「こだわり」の重要性についてお話をしてきましたが、私自身は「こだわり」よりも、結婚式をすること自体に価値があると思っています。

結婚式の価値、それは、準備期間を経て夫婦としての絆が深まっていくこと。

例えば、ウエディングドレスを選んだり、招待状のデザインを決めたりと、準備期間中にはさまざまな選択をしますが、「意外とそういうのが好きだったんだ！」とお相手の新たな一面を発見したり。「長い間付き合ってきたけど、今がいちばん真剣に話し合ってない？」と笑い合ったり。そして、いよいよ明日が結婚式！という日には、「うわぁ・・・緊張してきた」「うん。でも、明日はお互いに楽しんで、いい結婚式にしようね」と、声を掛け合ったり。

すごく素敵だと思いませんか？

そんなおふたりに接するたびに、いつも思うのです。結婚式の準備期間は、夫婦の絆や連帯感を強くするためにあるのかもしれないって。そうやって強くなった絆は、結婚式当日、おふたりの大事なゲストの目の前で誓いをたてることによって揺るぎないものになります。だからこそ、これからの夫婦生活を支えてくれるのではないでしょうか。 そして、ご出席くださったゲストのみなさまも、そんなおふたりの「絆」を感じられるから、応援したくなるのでしょうね。

いかがでしたか？こだわりがなくても、どうかご安心を。そしてぜひ、おふたりで準備期間を楽しんで、素敵な結婚式を迎えてくださいね。