結婚LABO(ラボ)他人に聞けない結婚式の悩みに プランナーの本音トーク続々!プロフェッショナルガイド

結婚式の平均費用は約350万円。高い?安い?

突然ですが、質問です。

2014年、結婚式費用の全国平均は約350万円でした。
「そんなに高いの!?」とビックリしました?
それとも、「そんなものだよね」と納得?

納得したあなた、よく勉強していますね!
それなら、350万円のうち自己負担額は100万円程度、ということもご存知ですよね?

結婚式費用のしくみはこうなっています。
費用(350万円) ー ご祝儀(225万円) = おふたりの負担(125万円)
※金額は全国平均・招待人数約70名の場合/バリューマネジメント株式会社マーケティング調査(2014年)

つまり、結婚式費用の約2/3はゲストからいただくご祝儀。
おふたりのためにゲストはこれだけのご祝儀を用意されるのですから、
それ相応の「おもてなし」でお返しをする、それが結婚式という文化なのです。

このことを知らずに会場見学にいらっしゃった方は、見積もりを見て「そんなに高いの!?」とビックリされます。
いえ、ビックリされるのは主に新郎さまですね。
新婦さまは、結婚情報誌などで勉強されているため「え、普通だよ?」と逆に驚かれ、ここで最初のモメごと、つまり「価値観の相違」に遭遇されるカップルが多いです。

親御さまの援助をもらった方は約7割。多い?少ない?

ところで、あなたの親御さまは、結婚式費用を援助してくださいますか?

2014年、親御さまに援助してもらったカップルは約7割でした。
残りの約3割は「親の援助なしでがんばった」ということになりますが、中には、「親は援助するって言ってくれたけど受け取らなかった」という方も含まれているはず。
そう私が考えるのは、こんなことがあったからです。

私が担当していた新婦さまのお母さまから、電話がかかってきました。
「娘が、結婚式の費用のことで悩んでるようなんです。親として出すつもりでいたんですが、娘が受け取ってくれなくて」

新婦さまの立場に立ってみると、
「親に迷惑をかけたくない」「自立したところを見てほしい」
そんなお気持ちがあるのもよくわかります。

でも、そのお母さまはこうもおっしゃいました。
「嫁に出すまでが、親の仕事だから」

私は、言葉を失うほど感動しました。
「ああ、結婚式って、親御さまのためでもあるんだ」と、あらためて実感したできごとでした。

もしも、あなたの親御さまが援助してくださるなら、
どうか遠慮せず、親御さまのお気持ちを受け取ってください。

援助していただいたお返しに、披露宴で親御さまが好きな料理をふるまったり。
お母さまのイヤリングやネックレスを身につけて花嫁姿を披露したり。
そういった「恩返し」をするほうが、何倍も素敵だと思いますよ。

お金のことでモメるのって、悪いことですか?

新郎新婦さまの間のお金のモメごと。
それは、結婚式費用に対する価値観の相違に始まり、時に、親御さまからの援助を「もらう」「もらわない」といった迷いに左右され、そして多くは、結婚式の準備を進めていくなかで起こります。

衣裳を決める、演出アイテムを決める、料理の品数を決める、など、結婚式の準備中には決断しなければならないことが山のようにあります。
そのどれもが、「お金」というシビアな現実と向き合う作業です。
当然モメます。
なぜなら、これまでそれぞれに育ってきたおふたりの価値観がちがうのは当然だから。

でも、これから先はどうでしょうか?
夫婦になると、「価値観がちがうから」と言って目を逸らし続けることはできません。

自分の意見をしっかり伝え、相手の意見にも耳を傾ける。
そうやってきちんと向き合い、相談し合えるふたりになることこそが、素敵な夫婦になるための第一歩といっても過言ではありません。

モメることを恐れてはいけません。
むしろ、結婚式の準備を通して夫婦の予行演習ができるのだから、モメるって素敵なことだと思うのですが、あなたはどう思いますか?

尾家 瑞紀

Oie Mizuki

ブライダルの専門学校を卒業後、新卒入社。就職活動中、内定をもらっていた会場を蹴ってバリューマネジメントの人事担当者に直談判し、繰り上げ最終面接ののち入社、という異例の経歴をもつ。「正解でした。専門学校時代の友人のなかで、私がいちばん仕事を楽しんでいると思います」。神戸にある2会場で経験を積み、現在、神戸迎賓館のチーフプランナー。
バリューマネジメントグループ